記事一覧

EmDash のテンプレート4種類と作成コマンドの使い方(create-emdash 1.3.1)

EmDash のサイトを作るコマンド「create-emdash」で選べるテンプレート4種類と、質問に答えずに一度で作るためのオプションを、1.3.1の実物で確かめてまとめました。

EmDash のサイトは、作成用のコマンド「create-emdash」で作ります。何も指定せずに実行すると、動かす場所・テンプレート・パッケージマネージャーなどを順番に質問されます。オプションを付ければ、質問なしで一度に作ることもできます。

このページは、create-emdash 1.3.1(2026年10月21日時点の最新版)で確かめた内容です。

基本のコマンド

いちばん簡単なのは、次のコマンドを実行して質問に答えていく方法です。

npm create emdash@latest

途中で聞かれるのは、主に次の項目です。

  • 動かす場所:Cloudflare Workers か Node.js
  • テンプレート:blog・starter・marketing・portfolio の4種類
  • パッケージマネージャー:pnpm・npm・yarn・bun
  • プラグインの隔離実行:Cloudflare を選んだときだけ聞かれます。初期値は「使わない」です

テンプレート4種類の違い

テンプレートは、Cloudflare 用と Node.js 用にそれぞれ同じ4種類が用意されています。

  • blog:記事・固定ページ・執筆者があるブログ。カテゴリー、タグ、サイト内検索、RSS も入っています
  • starter:記事と固定ページがある汎用のひな形
  • marketing:ランディングページや申し込みボタン(CTA)のある、会社やサービスのサイト向け
  • portfolio:制作実績や事例を並べるサイト向け

このサイトは blog テンプレートを Cloudflare 用で作りました。blog テンプレートの画面の文言は英語なので、日本語のサイトにするには手直しが必要です。直した所は「EmDash のブログテンプレートを日本語サイトにするときに直した所」にまとめています。

質問なしで一度に作るオプション

オプションを付けると、質問を飛ばして作れます。このサイトは、次のコマンドで作りました。

npm create emdash@latest emdash-guide -- --template cloudflare:blog --no-sandboxed-plugins --pm npm --install --yes

使えるオプションは次のとおりです。npm で実行するときは、オプションの前に「--」を入れます。

  • --template:テンプレート名。「cloudflare:blog」のように、動かす場所と組み合わせても書けます
  • --platform:node か cloudflare
  • --pm:pnpm・npm・yarn・bun
  • --install / --no-install:作ったあとに必要なパッケージを入れるかどうか
  • --sandboxed-plugins / --no-sandboxed-plugins:プラグインの隔離実行を使うかどうか(初期値は使わない)
  • --yes:指定していない項目は初期値で進める
  • --force:空でないフォルダに作るときに必要

--yes を付けたときの初期値は、動かす場所が Cloudflare、テンプレートが blog、フォルダ名が my-site です。

プラグインの隔離実行は有料プランが必要

Cloudflare 用で作るとき、「プラグインを隔離して動かす機能を使うか」を聞かれます。コマンドの説明によると、この機能は Worker Loader という仕組みを使うため、Workers の有料プランが必要です。そのため初期値は「使わない」になっています。

隔離実行を使わないなら、「使わない」のままで問題ありません。あとから使いたくなったときは、設定ファイル(wrangler.jsonc)にコメントで書かれている行を有効にします。

ただし、「使わない」にすれば無料プランで足りる、とは限りません。このサイトで実測したところ、blog テンプレートは隔離実行を使わなくても、表示1回あたりの処理時間が無料プランの上限(10ms)を超えるページが多くありました。数字は「EmDash を Cloudflare Workers に公開するまで」にまとめています。

作ったあとに確認しておきたいこと

Cloudflare 用で作ると、設定ファイル(wrangler.jsonc)に、Cloudflare 上に作られるデータベース(D1)と保存場所(R2)の名前が書かれています。blog テンプレートの初期値は「my-emdash-site」と「my-emdash-media」でした。

以前に EmDash を試したことがある Cloudflare アカウントでは、同じ名前のものがすでにある場合があります。Edel Hearts のアカウントにも、4月に試したときの同じ名前のものが残っていました。公開する前に、サイトごとに別の名前へ変えておくと安心です。このサイトでは「emdash-guide」と「emdash-guide-media」に変えました。