EmDash(エムダッシュ)とは?日本語で押さえる基本
Cloudflare が2026年4月に発表したオープンソースのCMS「EmDash」の基本を、実際に動かして確かめた内容をもとに日本語でまとめました。何で動くのか、何ができるのか、WordPress と何が違うのかを最初に押さえるためのページです。

EmDash(エムダッシュ)は、Cloudflare が2026年4月1日に発表したオープンソースのCMSです。TypeScript と Astro で作られていて、Cloudflare Workers か Node.js のサーバーで動きます。2026年9月28日に1.0(安定版)になり、このページを書いた2026年10月21日時点の最新版は1.3.1です。
このサイト自体も EmDash 1.3.1 で作り、Cloudflare Workers で公開しています。ここに書いている内容は、公式の情報と、Edel Hearts が実際に動かして確かめた結果をもとにしています。
EmDash の基本情報
- 開発元:Cloudflare(オープンソース、MITライセンス)
- 作り:TypeScript と Astro(ウェブサイトを作るための仕組み)
- 動かす場所:Cloudflare Workers(データベースは D1、画像などは R2)、または Node.js のサーバー
- 本体の費用:無料。サーバーの費用は使う環境によって変わります。このサイト(Cloudflare Workers)は、処理時間の上限の関係で Workers の有料プランで動かしています(公開の記録)
- 名前:記号の「—(エムダッシュ)」と同じ名前ですが、記号とは関係ありません
作るときに選べるテンプレート
作成用のコマンド(create-emdash 1.3.1)で選べるテンプレートは、次の4種類でした。
- blog:記事・固定ページ・執筆者があるブログ(このサイトはこれを使っています)
- starter:記事と固定ページがある汎用のひな形
- marketing:ランディングページや申し込みボタンのある会社・サービスのサイト向け
- portfolio:制作実績や事例を並べるサイト向け
テンプレートと動かす場所(Cloudflare か Node.js)は、作るときに選びます。詳しい手順は「EmDash のテンプレート4種類と作成コマンドの使い方」にまとめています。
実際に触って分かった特徴
Edel Hearts では、2026年4月の初期版、10月の1.1.0、そして1.3.1と、3回にわたって EmDash を動かしてきました。その中で目立った特徴は次のとおりです。
- ログインはパスキーが前提:初期設定でアカウントを作る画面に、パスワードの欄がありません(1.1.0で確認)
- 管理画面はほぼ日本語:一部のメニューや説明は英語のままでした(1.1.0で確認)
- WordPress からの取り込み機能:管理画面に「WordPress からインポート」があり、3通りの方法が用意されています(1.1.0で確認)
- プラグインを隔離して動かす仕組み:Cloudflare で使うには Workers の有料プランが必要です。作成用のコマンドでも、この機能は初期状態で「オフ」になっていました(1.3.1で確認)
- 更新が速い:1.0から1か月足らずで1.3.1まで進んでいます
WordPress との違いは?
いちばん大きな違いは、動かす場所です。WordPress は PHP が動くほとんどのレンタルサーバーで動きますが、EmDash は Cloudflare Workers か Node.js のサーバーが必要です。今 WordPress を置いているレンタルサーバーに、そのまま入れられるとは限りません。
ログインの方式、SEO 設定やリダイレクトが最初から入っていること、プラグインの安全性の考え方なども違います。WordPress と比べた判断材料は、Edel Hearts のブログ記事「EmDash(エムダッシュ)とは?1.0で何が変わったか、WordPressと実際に比べてみた」で詳しくまとめています。
このガイドについて
このサイトでは、EmDash を実際に動かして確かめたことを、日本語で記録していきます。書いた時点のバージョンを必ず明記します。EmDash は更新が速いので、記事を読むときは日付とバージョンもあわせて確認してください。


